薄毛になってしまったかたの治療方法の一つとして、再生医療を応用してAGA治療の現場で用いられているのがHRAG療法と呼ばれているものです。毛髪を再生させるために有効となる成分を頭皮にダイレクトに注入することで発毛力を促進させます。

ヒトの幹細胞を利用して毛母細胞を活性化

HARG療法はヒトの幹細胞の中から抽出をされた成長因子、またビタミンやアミノ酸などの育毛有効成分を頭皮に直接浸透させることで頭皮のヘアサイクルを正常化、毛母細胞を刺激して発毛を促進させることを目的としています。治療する本人の細胞を利用するために副作用の心配が少ないというのもメリットとなる治療方法です。
注入の方法には注射針を使ったパピュール法やナパージュ法、レーザーで極小の穴を空け浸透させるフラクショナルレーザー法、極細針がついたローラーを利用したダーマローラー法などがあります。

HARG療法による発毛の効果

個人差はありますが、HARG療法はAGA治療の中でも比較的早く効果が現われやすい治療方法で、開始から3ヶ月から半年ほどで発毛効果が出てくるとされています。3週間から4週間に一度の頻度で治療が行われ、6回を1クールとして施術が行われますが、その発毛率は9割以上という高い数値です。
ミノキシジルやフィナステリドなどの育毛剤を使った治療で思うような発毛効果が得られなかったかたなどが成功している事例も多く、さらに利用できる育毛剤に制限がある女性も受けることが可能な治療方法です。